建設業許可を取得するメリットとはなんでしょうか。
「建設業許可とは？」で解説しましたとおり、建設業許可を取得することによって、建築一式工事については、1,500万円以上の工事または延べ面積が150㎡以上の木造住宅工事を、建築一式工事以外の建設工事については、500万円以上の工事を請け負うことができるようになるので、規模の大きい工事を受注することができるのが第一のメリットと言えるでしょう。
しかし、建設業許可取得のメリットは、それだけではないのです。
建設業許可を取得するには、様々な要件を満たす必要があります。
つまり、建設業許可を持っている建設業者は、経営がしっかりしていて、技術があり、また資力も充分にある、ということを国または都道府県から保証されているということになります。
すなわち、建設業許可を持っているということだけで信用につながるわけです。
また近年、建設業界においてもコンプライアンス意識がたかまっていて、発注者・元請業者によっては、建設業許可取得業者にしか工事発注しないと決めている場合も見受けられます。
ですので、建設業許可を取得しておくことで、受注の機会を逃すといったようなくやしい思いをしないですむ、ということもメリットのひとつと言えるでしょう。
